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ふらの瓦版  師走号 2022.  12.  7
富良野に真冬が忍び寄る

 初冬に入り朝の最低気温も−5度以下と真冬が忍び寄って来ました。周りの高い山々も山麓迄白銀の世界に埋もれ廻りの小さな山々も白くなり始めました。木々はほぼ落葉し裸木が多くなりナナカマドの木は落葉に真っ赤な実が青空に映えます。我が屋の秋作業はハウス長さ60メ−トルハウス建て終わり11月25日漸く屋根掛け作業終わりました。越冬ハウスです今年の越冬ハウスは7棟に冬期間の除雪作業時間が増し、29日からハウス内耕起作業に入りましたが天候が良くてもハウス内気温20度です。ハウス内作業が終わるのは12月5日前後?
 12月4日未明からの降雪は5日昼まで続き積雪15p前後に此が根雪になりそう、良く6日−21度の冷凍庫と同じ気温に北海道で一番寒い地域が富良野でした。日の出は7時30分過ぎ夕方3時過ぎ太陽は山陰、午後4時を過ぎると急激に暗くなり4時半には暗闇に包まれる今日この頃。美瑛「青い池」ライトアップが始まり幻想的な世界を醸し出す景観は絶好の写真映え。エゾリスや蝦夷鹿との遭遇、エゾリスはオニグルミをせっせと集め冬期間の食料備蓄、北海道はコロナ感染者が増えました秋の紅葉と旅割で観光客が増え。観光客の置き土産?甜菜の収穫もほぼ終わり製糖工場ではビ−トから砂糖製造最盛期で春4月末迄続きます、秋撒き小麦が南に大きく傾いた太陽に照らされ、朝露が葉先に水滴となりキラキラ輝き緑の大地が丘の至る所に点在(連作障害を防ぐ)。輪作により毎年秋になると緑のパッチワークが広がるのです、愈々冬将軍の到来が間近に落葉した落葉松に舞い落ちる雪が写真撮影に良いのですが一番の問題は降る雪の量。多すぎれば落葉松がボケてしまいまし少なければ少なすぎで写真撮影問題が、撮影のタイミングってとても難しいのです個人の感覚も有りますが。今農家の仕事もほぼ終わり来春に越冬ハウス周り仕事が多いようです、特に我が屋のように越冬ハウスを管理する農家増えました。此も1月末から厳冬期に除雪しビニ−ルハウスの屋根掛け作業が大変さが原因、今ウクライナとロシアの戦争で食糧危機が起きています。日本の食料自給率37%は先進国で最低のレベルなのです、小麦、大豆、の大半は輸入特に家畜用とうもろこしほぼ100%輸入。家畜用飼料高騰ですが隣国の中国がトウモロコシ大豆等世界中で買い漁り、特にブラジルが中国の標的になりブラジル国内の穀物会社を買収や合弁で勢力を伸ばし日本は買い負け。輸入穀物が50%以上値上がり、加工食品10〜30%前後値上がり、農業資材ビニ−ル資材30%有機質肥料30%最大の値上げは化学肥料の原料がロシア、ウクライナ、中国産が多く輸入出来ない事に(中国産は輸出規制自国第一主義)価格はほぼ倍になりました。畜産農家の家畜用飼料もほぼ倍の価格ですから国内外の全ての商品価格が高騰、それに比べ日本国内で生産される農産物の価格は不作農産物以外平年並みと低迷。此に極端な円安に陥り輸入品価格も高騰、かつて日本政府はバブル期に食量は安く買える海外産移りました、今思えば食量が戦略物資になるとは考えもしなかった結果でしょうか?此の食量非常事態に置いても岸田政権は自給率向上の政策がまるっきり出来ない。ウクライナとロシアの戦争が終結したら物価は果たして下がるのか、製造業各社一度上げた価格を簡単に下げるかはなはだ疑問。価格が高騰した分賃金が上がり農畜産物も上がると良いのですが??今年も後僅かとなりました師走に入り皆様におかれましては公私共に忙しい時期に風邪やコロナなど召さぬよう超多忙な日々年末迄? 年明け2023年もお互い頑張りましよう。



初雪のケンメリ−の木
美瑛(北瑛地区)より


樺の木の丘後方旭岳
美瑛(美田地区)より


美瑛(大村地区)より
後方旭岳

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