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ふらの瓦版   大寒号2018. 1.20
年末年始は爆弾低気圧に翻弄される

 此処数年超大型爆弾低気圧が日本列島を直撃し甚大な被害を及ぼしています。此も地球温暖化の影響だと言われてますが被害規模は地球全体で発生しています。アメリカでは氷河期が訪れたようにナイアガラの滝が凍り付いたり、ニュヨ−クやフロリダが異常寒波に見舞われたり、ヨ−ロッパでは暖気が続いたりアフリカでも異常気象、今地球は暴走してるかのように見えるのですが、特に年末24日〜27日の爆弾低気圧は留萌の灯台を破壊、日本海沿岸や太平洋沿岸ばかりか内陸部にも被害が及び多数の家屋や越冬ビニ−ルハウスに被害が、年末年始は曇りや雪降りで穏やかな日々でしたが9日〜11日再び爆弾低気圧が、航空機、船舶、鉄道、国道が一時的に麻痺し年末被害が復旧した途端にまさかの大被害。我が家の越冬ハウス6棟は何とか持ち堪えましたが北海道各地で被害、その後は−20度〜25度の寒波が3〜4日続き道路はテカテカツルツル路面で交通事故多発。道路はまさしくスケ−トリンクの上を車が走っている状態に、1月15〜17日は暖気に変わり路面の雪が融け乾燥状態?夕方から融け雪がブラックアイスバ−ンに、当然夕方から午前10時頃迄ブラックアイスバ−ン、夜間に降った雪は翌朝圧雪アイスバ−ン状態で又もやツルツル路面に。国道は吹雪が発生しやすい箇所は吹雪対策として防雪柵を設置、防雪柵の効果はホワイトアウト状態を防ぎ交通事故防止にかなり効果が有ります。シベリア寒気団の寒波は特に日本海沿岸に被害をもたらし各地で記録的な豪雪とか、中央の山々を越えた寒気団は太平洋側で晴れ間が続き寒暖の激しい晴れに。此の寒さで関東以北から南の地域では露地野菜が沢山栽培されてますが、今年は過去に無いような強烈な寒波で野菜の育ちが悪いとの事、皆様の近くで販売されている軟弱野菜は2〜3倍になり台所直撃のニュ−スが毎日のように流れています。北海道内での越冬野菜栽培はビニ−ルハウス内です、それも条件の良い極一部の農家の栽培に限られますから野菜価格は高い。条件の良い地域では温泉利用で暖房出来る道南地域(伊達市、七飯町方面)では苺栽培が、富良野のス−パ−でも本州方面の苺が並んでますが北海道産の苺や富良野産の苺も並び、苺が並べられている場所はほのかな甘い香りが漂っています。そういえば苺は年がら年中並べられているので何時が旬なのかと思うことが、富良野は内陸でも北海道の「へそ」に位置します盆地です。大寒に入るとより厳しい寒さが約1ヶ月続き、2月10日過ぎには早くもビニ−ルハウス内では春作業が始まります。葱の苗床作りにミニトラクタ−がハウス内耕起、2月15日前後から玉葱種子播種作業が始まるのです。天気の良い日はハウス内気温20度前後に、外は白銀の世界でハウス内は初夏の気温に、外は−気温ですから外と中の気温差で風邪気味になる事が多いです。1月20日にもなると日に日に太陽は高くなり寒さの中で雪融けが待ち遠しい日々に、豆腐パックに播種したトマトも太陽に向かい育っています。1月末には9pのポリ蜂に1回目の移植し2回目は2月10日前後3回目はカップ麺の空容器に移植です、以外と使い道ある食材容器の空は捨てずに使用。昨年の北海道漁業観測史上最低の不漁年になりました、秋刀魚は日本EEZラインぎりぎり外側で中国、台湾の船団が爆漁、鮭は稚魚放流年に海水温の影響とか、烏賊、毛蟹も不漁で何れも例年の5割から倍の価格です。北海道庶民の魚が何と高級魚になってしまいました。



−25度の朝、
川縁の木々は霧氷に
包まれる  


−25度、午前11時
上富良野八景より
十勝岳連山を望む


道路はテカテカツルツル
のアイスバ−ンに
   
   

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