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ふらの瓦版   葉月号2016. 8. 2
7月はやや高温干魃傾向に推移

 6月の低温多雨傾向でしたが7月はやや高温干魃傾向で推移、6月の多雨傾向は一部の畑に甚大な被害をもたらしました。特に我が家のような畑全体が粘土質状態の畑では、畑に水が耐水し「水妬け」と言う症状が作物に出てくるのです、水妬けは作物の根を傷め発育が阻害される現象、6月は1週間に3日雨傾向が続きましたから降雨量は平年の2.6倍、水田は日照不足で生育が7〜10日遅れでしたが7月の高温干魃傾向でやや回復、ビ−ト(甜菜)等は平年以上の生育のようです。今正に収穫中の秋撒き小麦は平年並み、此の後大麦(ビ−ル麦)も平年並みの収穫になりそうですね。麦は秋撒き小麦と初撒き小麦が有ります、ビ−ル麦と言われる2条大麦は主にビ−ルや焼酎の原料に、一方6条大麦はパン、うどんの原料となります。小麦が黄金色に色づき始める7月上旬から富良野、美瑛の丘は黄金色や緑色のパッワ−クが広がり、大きな丘陵地帯を飾り大勢の観光客が訪れ、やがて夕陽が照らす大地も十勝岳も黄金色に染まります。早咲きの草花やラベンダ−が綺麗に咲き乱れる美馬牛の「四季彩の丘」から眺める光景は北海道一の景観スポット、花畑は東京ド−ム3〜4個とか後方には十勝岳連峰が連なり最高の景観。此処ではその景観に圧倒され時間が止まってしまうミステリ−ゾ−ンなのです。夕方6時近くになると思い思いに今日の宿泊地に、美瑛の白金街道には青い池がキタキツネと共に観光客人気スポット、「青い池」は時間と共に池の蒼さが変化しますが皆様はどの時間帯に訪れましたか?
 十勝岳中腹の望岳台から一望する富良野盆地は起伏に富んだ美瑛の畑、黄金色と緑のパッワ−クが綺麗に見えた事と思います。望岳台から十勝岳温泉方面の道はリフレッシュラインと呼ばれ、途中に「北の国から」で有名になった露天風呂が有ります。リフレッシュラインから上富良野方面に下ると後藤純男美術館で絵画の鑑賞、上富良野町の町営ラベンダ−園から中富良野町営ラベンダ−園、富良野、美瑛近郊だけで1日じゃ廻りきれないのが現状、次回富良野、美瑛を訪れるときは2日を予定して頂ければ大丈夫かと、富良野、美瑛観光でも田舎道を走ると麓郷の森やポプラ並木、白樺並木、落葉松街道を抜けると、目の前には大きな馬鈴薯畑や小麦畑が広がり、収穫の終わった小麦畑の後には大きなロ−ルが転がっている、此のロ−ル1個の重さは約500s前後とか、主に牛や馬等の敷きワラになる事が多いそうです、その後は堆肥として畑に還元されます、此の堆肥で馬鈴薯やビ−ト、人参、玉葱、野菜等が栽培され皆様のお手元に。

 北海道の天候も月末から急変し大雨洪水警報が発令で、7月下旬はは太平洋沿岸地域に300ミリを越す大雨でしたが、8月1日は北海道全域が大雨洪水警報になりました。7月31日は十勝岳連山一体と美瑛、上富良野、中富良野地区が大雨に、8月1日昼前から全道各地に大雨洪水警報が、南からの暖かい高気圧と北から冷たい高気圧が北海道でガチンコ勝負、此大雨で農業作物被害が北海道各地に発生し軟弱野菜の一部は廃耕の可能性が、此の大雨被害で軟弱野菜等が高騰すると家計に響く事になりますね。



収穫後の麦殻ロ−ル
 


黄金色に染まり始めたビ−ル麦
の収穫は8月上〜中旬


青い池は時間帯で
水面の青い色が変化
   
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