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ふらの瓦版   文月号2016. 7. 7
新緑から深緑へ変わる野山

 春作業が1週間から10日程度遅れながらも種蒔き移植作業が終った5月、
6月3日朝4時の気温3度を記録した富良野は標高1000m前後所まで銀世界に、この6月に銀世界??十勝岳温泉泊まりの人は吃驚したことと思います。北海道の一部地域で雪が降り、特にオホーツク沿岸や摩周湖、屈斜路湖の弟子屈で積雪40cm超え、峠では季節外れの除雪車が出動です。富良野も降雪で一部の畑に雪が、6月の低温、多雨、日照不足は畑作物に7〜10日前後の生育遅れが出ています。玉葱畑は雨の為に畑が冠水し所々に水妬した所が出始め、今年の玉葱収穫量は前年より20%前後の減収となりそうです。7月になると共に爽やかな緑色した秋撒き小麦の大地が何とも綺麗な光景、秋撒き小麦の穂が少し黄金色に色づき7月20日過ぎには収穫が始まりそうです。6月末から開花し始めたラベンダー、富良野ワインエ場から六花亭に抜ける道沿いにはキガラシが満開、このキガラシは菜の花の一種、丁度7月5日が満開の始まりで後1週間位が丁度良いと思います。此のキガラシは六花亭の花畑で富良野観光に来た皆様に解放されているのです。写真好きの人が連日押し寄せていますね。7月5日朝4時の気温8度というこの時期としては考えられない低温、6日から気温は上がり始めましたがこの異常気象は全国的なようですね。
 九州では熊本大地震の後の長雨で土砂災害が発生したり、関東一円では水不足で東京の水瓶が30%台に低下、又一部の農作物に被害が出ているようですから軟弱野菜は高値?北海道全体では十勝方面が6月の低温多雨日照不足で小豆等豆類に被害が、馬鈴薯、甜菜(ビートとも言います主に上白糖、グラニュー糖の原料)水田でも10日前後の遅れで人参、トウモロコシも10日前後の遅れ、今年の北海道農産物はやや不良の傾向になりそうです。今後の天候回復次第でも平年作は厳しい所かも?私の大好きなビールの原料ビール麦も穂が出始めました。ビール麦の収穫は8月に入りそうな感じですね。6月後半にも30度超えが3日続き、7月に入ると低温も5日で終わり6日から気温も上がり夏本番の北海道が、四季彩の丘では色んな草花が咲き始め観光客の目を楽しませています。
 今年の北海道は例年にない猛暑と寒波の天候に見舞われています。そんな北海道も7月入ると馬鈴薯の花が咲き始め、富良野、美瑛の丘は馬鈴薯の白い花、チョイ紫色やチョイピック色の花が、此は馬鈴薯種類により花の色が変わり、美瑛のなだらかな丘陵地帯を埋めるのです。大きく揺れる大地に馬鈴薯の花が延々と続いたり、秋撒き小麦の黄金色の大地が丘の向こうに消える不思議な大地、まるで巨大なブラックホールに飲み込まれるよう感じ、丘を眺め青空と大地の境目を見つめていると自分も青空の中に吸い込まれそうな錯覚を、サッポロビールは創業時に北海道各地を廻りビール麦栽培をお願いしたそうです。特に富良野地域はビール麦の栽培が多い地域で全量サッポロビールに出荷です。野山も深緑に変わり始めた野山に畑には馬鈴薯の花、北海道観光に訪れた皆様には北海道の大自然をカメラや想いでとして心に残して頂ければ幸いです。



富良野ワインハウスと
六花亭の中間にキガラシ畑
7月5日撮影


富良野ワインハウス
ラベンダー園
7月5日撮影


美瑛の馬鈴薯畑
白い花が遠くまで続く
 
   
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